2021年3月20日土曜日

松島牡蠣屋が食べチョクで安く牡蠣を売っていたので10kg買ってみた

コロナの影響が出ているのは飲食店だけではなく、そこに食材を卸している生産者も影響が出ているんですよね。
Twitterを見ていると牡蠣生産者(@matusimakakiya さん)が困っているようだったので牡蠣を10キロ注文してみました。
猫が軽く見切れていますが、結構大きな発泡スチロールが来ました。
開けてみると保冷剤もしっかりと入っており、鮮度は全く問題なさそうです。
大きさは予想では小ぶりなものがバラバラと入っていると思っていたのですが、牡蠣小屋で出てくるようなサイズがゴロゴロと入っていました。
写真のものは2つ合体しているので余計に大きく見えますが・・・。
海からとっただけというのは嘘偽りもなく、海藻やホヤなどがびっしりと付着しています。
予想ではもっと汚いものが届くと思っていたので、いい意味で期待を裏切ってくれました。

今回は半分ほどを剥き身にしてしまう予定だったので、しっかりと道具を用意しました。
貝印の牡蠣開け専用ナイフです。
無くても食器のナイフでもできなくもないですが、怪我をする可能性が格段に上がるので、できれば揃えておきたい道具ですね。
左手で牡蠣を押さえるので、ビニル手袋をしてから軍手をはめています。
軍手だけでも良いのですが、指がふやけると怪我をする可能性が高まるので念の為です。
100均で安く売っていた端切れのマイクロファイバーも用意しました。
適当な布巾で良いのですが、使うと磯臭くなるのでできれば、捨ててしまっても問題がないものを用意しましょう。
牡蠣の開け方ですが、この画像だと5時ぐらいの方向に貝柱があるので、そこを狙ってナイフを入れていくことになります。
先端に近い辺りにナイフが入るくらいの隙間があるので、まな板の上に載せた布巾の上でしっかりと牡蠣を抑えながら差し込んでいきます。
ナイフの先端が入ったら、上の殻に刃先を沿わせるように差し込んでいきます。
すると、硬い部分に当たるはずで、それが貝柱なので切り落とすイメージで削っていきます。
貝柱を切り離すとこのようにキレイに2枚に別れます。
あとは反対側の貝柱も切り離して、あげれば簡単に剥き身にすることができます。
この一連の作業をするときの注意点はあまり力を入れすぎないことでしょうか。
刃が潰れているとはいえ金属なので、手を滑らせて牡蠣を持っている手に刺してしまうと大変な事になってしまいます。
慣れてしまえば30分ほど格闘することでいい感じの剥き身が出来上がります。
スーパーの袋一杯分くらいでしょうか。
1回目の剥き身はそのまま低温調理でコンフィにしてみました。
ノロウイルスは85度で90秒とのことなので、念の為86度設定にして20分加熱しておきました。
これで中心部までしっかりと熱を通すことができ、ノロウイルスに当たることは回避できるはずです。
85度設定で15分もすればおそらく問題ないと思われますが、当たるのが怖いので安全優先です。
3連休とか取れるのであれば85度で15分がより生っぽくてより美味しいんでしょうけどね。

次は、フライパンで蒸し焼きにしようと思ったのですが、流石にホヤとかゴカイとかを一緒に調理したくないので、殻の清掃をすることにします。
カラス貝だかムール貝だかもくっついています。
毒を持っている可能性もあるので、食べずに捨てるようにしましょう。

清掃に使った道具ですが、金ブラシも考えましたが、そこら中が水浸しになりそうだったので金たわしを用意しました。
このように海藻などで汚れている牡蠣を水を流しながら金たわしでこすります。
チョット水の流れが強すぎますが、もっとチョロチョロでも問題ありません。
ゴシゴシと磨くことでここまできれいになりました。
コレならゴカイのエキスを一緒に楽しまなくても良くなるはずです。
フライパンで蒸し焼きにしてみました。
チョット火を通しすぎてますが、ここでも安全第一です。
味ポンを掛けて美味しくいただきました。

夜には屋上で焼き牡蠣も楽しみました。
火力が少し足りなくて焼けるのに時間がかかりましたが、想定の範囲内です。
蒸し焼きとは違った味がしていいですね。
最後は炊き込みご飯も作って牡蠣三昧の一日となりました。
流石に全部は食べ切れなかったので、知人にプレゼント(牡蠣小屋のカゴ2盛り分くらい)して初日ですべて加工するなりしました。

牡蠣飯が一番安全で味も良かったので、もう一回くらい買ってみても良いかなと思ったりもします。
飲食店に卸していた養殖業の人たちは苦戦を強いられているはずなので、可能な範囲で食べて応援をしていきたいものです。
松島牡蠣屋さん今回は美味しい牡蠣をありがとうございました。

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