2019年10月28日月曜日

YAMAHA インド FAZER25(フェーザー25)のクラッチレバーを修理

我が家に2台目のバイクがやってきました。
しかし、納車直後(譲ってもらってすぐ)に立ちごけしてクラッチレバーを折ってしまったそうなので、まずは修理から開始です。
まずは、経緯として相方が自分専用のバイクが欲しいとの事から始まり、ちょうどWonderDrivingを運営している野間 さんがバイクを手放すと発信しそれに飛び乗った形です。

今回譲ってもらったFAZER25ですが、当然ですが日本で未発売です。
もともとFZ25というバイクがインドで販売されており、それにカウルを取り付けてフルカウルにしたもののようです。
情報は殆どありませんが、FZ25やFAZER25で調べていけばある程度の整備は自分でできそうですね。
エンジン廻りはセロー系らしいので場合によっては対応することもできるのかもしれません。
そして、件のクラッチレバーですが見事に折れています。
操作できないことも無いでしょうが、次に立ちごけすると確実にカウルをやりますね。
納車から破損までの経緯がまとめられた動画なのでお暇な人はどうぞ。

自動二輪AT限定免許しか持っていないのでMT車にはあまり詳しくないのですが、クラッチレバーやブレーキレバーって車体毎に型番が決まってるんですね。
多摩にある11月に潰れる某ライ○ラン○ に行って互換品を買おうと思ったら「あぁ、輸入車はデータベースがなくて調べられないので自分で調べて自分でやってください」と投げ捨てられました。
HPに外車でも修理対応できます!!って謳っていたくせに。

こんな対応をされてイラッとしたので自分で修理する方向へ変更です。
おそらくオイル交換も某ラ○コ○ンド系は断られると思うので、いっそのこと自分でできるように工具も揃えてしまいましょう。

話が脱線してしまいましたが、今回はFAZER25のクラッチレバーの交換です。
用意した道具はこれら。
  • 交換用のクラッチレバー
  • 万能グリス
  • パーツクリーナー
  • 家で用意していた工具
FAZER25に合うクラッチレバーの型番は「54B-H3912-00」とか「21C-H3912-00」あたりで引っかかりそうです。
先に書いたとおりFZ25との供用品のようなのである程度のパーツ類は使いまわしできるのではないかと思います。

はじめに、カバーを剥がしていきます。
寒い日だと固まって外しにくいと思うので少し温めてあげると外しやすいと思われます。
外すとこんな感じです。
ここのネジでクラッチの感度を調整するみたいですね。
今回は野間さんの好意で簡単に交換できるよう切れ目が一直線に成っていますが、通常はずれていると思うので回して一直線にしておきましょう。
構造は簡単でワイヤーの先がタイコ?で固定されていて、レバー自体は上からのビスをナットで固定しているだけです。
上をレンチで固定して下のナットを回して緩めていきます。
サイズは上下ともに10mmがピッタリです。
この辺の道具はちゃんとしたのを揃えないとダメですね。
ソケットレンチが100均のものなので作業効率が悪いことこの上なしです。
ナットをはずしたら今度は上のネジを緩めていきましょう。
引っ張れば取れると思ったのですが、どこかに噛んでいるのか回すことで外れました。
ネジを取り外すとこんな感じです。
先の通り切れ目を一直線にしておきましょう。
これをしないと次の作業で絶対詰まります。
レバーを引っ張り出してワイヤーを引っ張りつつ捻ってタイコを引き抜きます。
こうなればOKです。

取り外したクラッチレバーと新しく用意したクラッチレバーです。
取り外したレバーはグリスでベトベトですね。
当然本体側 もグリスで汚れているのでパーツクリーナーを端切れに吹き付けてキレイに除去しておきましょう。
直接吹きかけると余計なところのグリスまで取り除きそうなので、基本端切れにクリーナーを吹き付けてから拭き取っています。
グリスはデイトナの万能グリスを用意したのでこれを適量(適当)に塗ります。
指が汚れるのが面倒だったのと、穴や溝が多くて指ではキレイに塗れなかったので綿棒を用意しました。
こんな感じで溝まで満遍なく塗っておきます。
グリスを塗ったら逆の手順でタイコを穴に差し込んで戻してあげます。
そのままネジ止めをしてあげれば完成ですが、適当に塗ったグリスがはみ出ているので、同じく端切れにパーツクリーナーを染み込ませて余分なグリスを取り除いておきます。
こうしてキレイにしておかないと指に付く可能性と、砂埃などのゴミを吸い付けてしまい汚く成ってしまいます。
キレイにしたらこの一直線に成っている溝をズラしておきましょう。
最後にカバーを戻して完了です。

構造さえ理解してしまえば写真を撮りながらでも20分以内でできる作業です。
次はおそらく10分も掛からずに作業できるんじゃないかと思います。
バイク屋さんに何でも頼むのは良いですが、この程度であれば自分で行った方が安くついて愛着も湧くのではないでしょうか。

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