2019年7月22日月曜日

アパートで冷燻をお手軽に楽しむ

以前から燻製は興味があり、温燻の器具は使うこともあったんですが温燻だと匂いや色はしっかりと付きますが、チーズなんかが燻製できなかったんですよね。
そこで、常々冷燻器具を狙っていたのですが、大きなものが多くアパート暮らしなので躊躇していたら、コンパクトで良いものを見つけました。
その名も「燻製くん」
冷燻専用なのでサーモンやチーズなど生で食べるものへの香りつとして使いましょう。
ゆで卵や肉など熱を加えるものに関しては温燻ですね。
付属品はシンプルに本体とチューブと説明書だけです。
単三電池で駆動するのですが、テスト用の電池すら付いておらず、当然ですがお試し用のスモークチップもついていません。
底面にはQRコードが付いていてここから説明書を見ることができるようですね。
このあたりは現代風でこれが一般的になると良いですね。
てっぺんにチップを入れる用の穴が空いており、この部分はすべて金属でできています。

どのくらい煙が出るのかわからなかったため浅めのタッパーと食材を乗せるための金網を買ってきました。
初めて温燻器具を使った時にすべて金網の隙間から流れていったベビーチーズをリベンジしてみました。
穴の中の半分くらいの高さまでチップを入れます。
量は2掴みから3掴み分くらいでしょうか。
電源を押してファンが回り始めたらチャカマンの火を穴の上に持っていきましょう。
ファンの力で勝手に火が吸い込まれて、チップに火が移り勝手に燃え広がります。

そして、ここで想定外の事態が発生しました。
当然ですが室内で燻製をするので換気扇の下で行ったんですが、煙がまさかの動きをはじめました。
煙がまさか上昇しないとは。
普通の感覚だと燃えて出てきた煙は上昇するものと思っており、今回も上昇するだろうからとガスコンロの上にタッパーを上下逆さにして設置していました。
冷燻なので煙が暖かくなく、空気よりも重たくなっている為、煙は下に落ちていくんですね。
おかげで床が多少燻されてしまったのはご愛嬌……。
この次からはシンクの中に放り込んでから燻製するようにすることで、シンクの中を燻製するだけにとどめています。

肝心の味ですが、予想通り温燻に比べると香りは弱いです。
しかし、これだけお手軽に処理をした割には香りがついており燻製の気分を味わえました。
このあとサーモンも試すと当然市販の燻製に比べると弱いですが、香り付けは行えており十分でしょう。

香りをつけるコツは、容器の中に煙が充満したらチューブを取り外して密封することです。
そのためチョット深めのタッパーにして煙が充満した時点で蓋をして煙が落ち着くまで数分、冷蔵庫に入れておくことで夏場でも冷たいまま食べることができます。
中にはジップロックで作る人もいるようですが、食材同士が重なると香りがつかないので、タッパーと金網の組み合わせがベストだと思われます。


今回の機械はお試しのチップもついて来ないので何かしら購入する必要があるのですが、どれも量が多いんですよね。
このチップとの組み合わせだと一生使うことができる量じゃないでしょうか。

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