2017年2月14日火曜日

iPhone6sのリアカメラとレンズ交換

リアカメラを破損させて写真が撮れないから修理をしてほしいとの依頼を受けたので、見よう見まねで修理をしてみました。
今までiPhone5sとかを修理したことあるので、たいして難しいものではなかったのですが、備忘録として残します。

修理の方法を調べるために検索をすると、修理業者のブログしか引っかからなくて微妙ですね。
壊れている状態の写真と、簡単に文章を挟んで「○○分で修理が完了しました~」とか書いて完了後の写真を載せるだけ。
検索の邪魔だし、意味が無いのでやるなら途中の写真も載せてほしいですね。
(修理屋が修理の過程を載せてしまうと商売上がったりでしょうけども)

修理は明るくて広いテーブルさえあればどこででもできるので、今回はファミレスでサクッと修理をしました。
まずはいつも通り、星ネジを外して液晶パネルに吸盤を取り付けて持ち上げます。
この時パネルと本体が両面テープで固定されているので、この両面テープの保守パーツも購入しておくと良いかもしれませんね。
iPhone6sを初めて開ける場合はドライヤーで軽く温めてあげると開きやすくなります。
こんな感じでパックリと広げ、はじめにバッテリーのコネクタを外しておきましょう。
場所はバッテリーから出ているケーブルを追っかければわかりますね。
その後、液晶パネルを取り外すため、右上のシールドを外します。
ネジ4本で固定されているので、戻すときのことを考えて取り外したネジを保管しておきましょう。
iPhoneは場所によって使うネジが決まっています。

シールドと液晶パネルを取り外すとこんな感じに成ります。
次にカメラユニットを取り外すのですが、ネジは2箇所でカメラユニットの左右のネジです。
カメラユニットを取り外すとスポンジの付いたブラケットを取り外す作業です。
この時に、右の黒いピラピラした物を切らないように注意してください(なんのパーツかしりませんが・・・)
このブラッケットを取り外す作業が今回の一番力が必要になる部分です。
ピンセットで引張ながら力技で取り外すと、当然こんな感じで曲がってしまいます。
レンズ交換のための保守パーツを購入すれば通常このパーツもついてくるはずなので、あまり気にする必要はないでしょう。
ブラケットを取り除くとレンズが取り外せるようになります。
ここも力が必要と書かれていたのですが、ボールペンを押し付けると簡単に外れてしまいました。
次に、この新しいレンズを取り付けます。
当然このまま取り付けても簡単に外れてしまうので、接着剤で固定する必要があります。
この時に安易に瞬間接着剤を利用すると白化と言って接着剤が気化する時に周りを白く濁らせてしまうことがあります。
白化を回避するために、今回は2液混合接着剤を利用しました。
A剤とB剤を混ぜて使うため多少面倒ではありますが、このタイプの接着剤であれば白化せずに固定することができます。
(念のため事前に関係のないプラスチック等で試しておきましょう。またファミレス等で行う場合は臭いにも注意してください。今回使った接着剤は匂いがほとんどしないものでした。)

キレイに混ぜた接着剤を爪楊枝の先につけて、本体のレンズを取り外した部分に薄く塗ってから、新しいレンズを戻してあげれば完了です。
ある程度おいて固まったら新しいブラケットを取り付けて、逆の手順で新しいカメラユニット→液晶コネクタ→バッテリーコネクタ→液晶パネルを閉じて作業完了です。
こんな感じで修理が完了しました。
ビフォーの写真を撮り忘れたので割れているのとゴミが写り込んでいる写真が無いのですが、問題なく修理が完了です。
写真を撮りながら、簡単な説明をしながらで30分も掛からずに修理が完了しました。
10分程度は乾燥の時間だったので、慣れてしまえば10分程度+乾燥時間で終わる作業でしょう。

参考にしたサイト
iPhone 6のカメラレンズの交換
https://jp.ifixit.com/Guide/iPhone+6%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%81%AE%E4%BA%A4%E6%8F%9B/38288

やっぱりifixitのサイトは参考になります。


レンズは安いですが、6sのカメラユニットは高いですね。
レンズが割れたときは、ホコリが入る前にテープ等で覆っておきましょう。

頻繁に修理をしないのであればこういう物を1つ持っておくと良いかもしれません。

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