と、言うわけで、Helios44-2を購入してぐるぐるを試してきました。
中古のカメラ屋をいくつか回ったんですが、中々の値段だったので、ヤフオクでポイントを活用して購入しておきました。
外観はそれなりに綺麗ですが、レンズの中はホコリが入っているし、よく見ると分解してメンテナンスした際の拭きムラ?があるようです。
レンズの表面も多少スレが有りますが、コレくらいなら影響は無いかと思われます。
気が向いたら分解して清掃を行ってみることにします。
今回、付属品としてEマウント→M42マウントの変換アダプタもありました。
六角レンチで固定するので、M42マウントレンズを使う場合はレンズ事にアダプタを用意した方が楽かもしれません。
今回初めて本格的なオールドレンズに手を出したのですが、流石昔のレンズ!といった機能があり「プリセット絞り」の存在を初めて知りました。
当時のカメラは今と違い当然フルマニュアルで撮影していた為、絞るとファインダーで見える風景も暗くなってしまうので、それを回避するための機能だそうです。
絞る予定の数値に合わせて、ピントを合わせるまでは解放状態にしておき、シャッターを切る前に絞りを回して予定の絞りにするようです。
写真だと撮影時にはF5.6にする設定になっており、ピント合わせ時には赤い点の付いたリングを真ん中の位置にしておき、シャッターを切る前に、赤い点の付いたリングを右側に回して絞る事になります。
今のカメラでは、ピント合わせ時は解放で行い、シャッターを切るときに自動で指定の絞りにする機能を撮影者の手で行っていたという事のようです。
ちなみに、α7iiでは電子ビューファインダーなので、最初から絞りたい数値にしておいても、自動で明るさを調整してくれる為、ピント合わせには影響が出ません。
オールドレンズで最小絞りまでいかないと思ったらプリセット絞りの機能を疑うと解決するかもしれません。
ロシアンレンズは歴史とか色々有るようですが、それは詳しく調べている人たちに任せて、自分の手元にあるレンズについてです。
シリアルとキリル文字をみると恐らく1984年に作られたもので、製造場所はバルダイ光学工場のようです。
自分の生まれるよりも前のレンズっていうのは不思議な感じです。
さて、今回手に入れたヘリオスシリーズは、いわゆるグルグルボケが楽しめるレンズです。
ボケがグルグル回ると基本的には美しくないので、最近のレンズでは見ることはありません。
このグルグルボケですが、試写してみた感じでは色々と条件が厳しそうです。
基本は晴天時に開放で最短撮影距離に被写体を置き、そこから20cm位後ろに細長い物を沢山置くと完璧なグルグルボケが出来そうです。(試写後に予想をつけているため、作例はなしです)
ちなみにカールツァイツのコピー品というだけあり、絞るとそれなりにカリッとした写真が撮れます。
色の味付けが少し薄味な気かましますが、これは好みの問題でしょう。
以下何枚か作例として上げておきます。
最短距離にして撮影するとぐるぐるし易いようです |
開放状態で撮影 |
約F5.6くらいまで絞って撮影 |
いわゆるオールドレンズ沼というものに片足を突っ込んだわけですが、次はやはりダビデ型の星ボケを楽しめるインダスター61を仕入れるべきなんですかね。
その後はカールツァイツレンズなんかも手に入れたいものですね。
他にも面白いレンズはいっぱいあるようなので、ゆっくりとレンズを探してみることにします。
Amazonでも有名なオールドレンズは買うことが出来るようですね。
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