2022年2月13日日曜日

猫の非再生性免疫介在性貧血について

我が家では琥珀と珊瑚という猫を2匹飼っているのですが、珊瑚の方が5日ほど前からちょっと調子が悪そうでした。
様子を見ていたのですが、一向に良くなる気配がなく餌も食べなくなってきたので慌ててかかりつけの病院に電話し滑り込みで連れていきました。
珊瑚は2021年の6月末ごろ、親猫から捨てられていたのを会社の同僚経由で引き取った子猫でした。
幸い今日まで大きな病気等もなく走り回っていたのですが、急に体調を崩し、症状から玉ねぎでも食べてしまったものと思っていました。
血尿や血便や嘔吐など玉ねぎを食べた事による症状が見られなかった為、軽度な物だと思い様子を見ているところでした。

しかし、最初に書いた通り改善される所か、悪化していく一方という事で連れていくこととなりました。
かかりつけの病院で血液検査をしてもらったところ、原因は不明だが赤血球が少なくなっており、すぐに輸血が必要な危険な状態とのことでした。
すぐに対応してもらえる病院に連絡をしてもらい、連れていくこととなりました。

到着後、問診票を書くまでもなく到着とほぼ同時に裏に連れて行かれ、この後知ったのですが、即座に酸素室で処置の前段階をしてくれていたようです。
30分ほどして先生に呼ばれていくと、簡単な問診等を受け、そのまま採血をして輸血の流れとなりました。
ここからが長く1時間半ほど待合室で待つこととなり、採血の結果を聞くとタイトルの「非再生性免疫介在性貧血」の可能性がかなり高いとのこと。
数値の結果から玉ねぎを食べた事による貧血ではないことがわかり、ひとまず安心しました。

非再生性免疫介在性貧血について色々と調べてみましたが、赤血球が正常に生成されない為、結果酸欠状態に陥るタイプの貧血のようです。
原因は色々あるようですが、今回は年齢や血液の数値から先天性の病気の可能性が高いようです。

この後の流れとして今夜は輸血を行い、酸欠状態の解消を行うとのこと。
輸血を行うことで翌日には元気になるはずなので、その状態で麻酔を行い骨髄検査のために髄液を抜く。
問題がなければ数日入院をしてから退院。
来週には検査結果が届くので、それをもとに対処療法を行うとのことでした。

非再生性免疫介在性貧血の場合は治療方法は無いようで、対処療法を今後続けていくことになりそうとのことでした。
再生医療という手段もあるようですが、猫の場合は非再生性免疫介在性貧血自体発症することが少ないらしく、対応している病院を探すのすら困難な気もします。
何より、治療費が高額過ぎてちょっと対応が難しいというのが本音です。

今回の治療費もかなり厳しい金額にはなりそうですが、色々と偶然が重なり治療費自体は工面できそうです。
対処療法に関しても月々掛かるとは思いますが、なんとかなることでしょう。
痛い点としては保険に入っていなかったことです。
避妊手術をしたら入ろうと考えていたところでの発症なので、判断が遅かったですね。
親猫が育児放棄した猫なので、何かしら抱えているとは思っていましたが、まさかの難病だったとは。

今猫を飼っている方のために症状の経過を書いておきます。
2月9日夜:ちょっと元気がなく動きが鈍くなっていました。
2月10日:動くことが少なく、餌の食べる量が激減
2月11日:餌に飽きている可能性も考え、別の種類を買い与えてみたところ少し食べて一安心。
ただ、動きはほぼなく、先住猫の琥珀から近づかれないようにか、椅子の下でずっと座っている状態。
2月12日:同様に動きがほぼなく、餌も水もほぼ取らなくなってくる。
2月13日昼:朝からウェットフードを少しだけ食べただけで、口元に持って行っても食べない状態だった為、病院へ。

対処が早かったのか、遅かったのかは明日以降わかってくる事だと思いますが、酸欠状態だったという結果を聞くとかわいそうなことをしてしまいました。

明日手術なので、明後日にはひとまず元気になっているかどうかわかるはずなので、不安ではありますが、病院を信じて待つこととします。

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