2019年1月24日木曜日

Macbook Air 11インチ Mid2012のFanの修理

アキバをフラフラしていてジャンクのMacbookが捨て値で打ち捨てられていたので確保してきました。
症状として使用時に異音がすると書いてある2012年モデルのMacbook Air 11インチです。
外観をパッと見て分かる程度にはベコベコのジャンク品ですね。
底面もなかなかにベコベコです。
しかし、キーボードや液晶は外観から比べるとそれなりに綺麗で問題がなさそうなので拾っておきました。
おそらく底面がベコベコなのでファンのあたりを押し込んでしまっていて異音がするのだろうと当たりをつけての購入です。
起動してみると確かにファンが高速回転を始めるとチョットそのままでは使いたくなくなる音がします。
早速開けようとしたのですが、Macbook Air 11インチ2012年モデルのネジは星ネジとはちょっと違うんですね。
てっきりT5とかその当たりだと思っていたのですが、調べてみるとペンタローブ型のP5のようです。
花柄のようなネジ穴で穴のサイズは1.2mmのようです。
今回購入してきたのはこちら。
すでに精密ドライバーセットは持っているので使いたい物プラスちょっとした物という感じで選んできました。

P5をドライバーにセットしてサクサクと分解していきます。
分解するときの注意点は戻すときに同じ所に戻せるように取り外したネジを置いておくことです。
底板が外れたら、まずバッテリーを外しておきます。
これをするのとしないのでは修理の成功率に大きく変化が出てきます。
爪を引っ掛けて引っ張り上げるだけで外れるので確実に外しておきます。
次にSSDを取り除きます。
ここから先使うのはT5ドライバーです。
舐めやすいネジ穴なので垂直に力を加えて無理な力で回さないように気をつけましょう。
ネジを取ったら横に引っ張るだけで簡単に外れます。
Transcendから出ているJetシリーズを用意すればストレージの容量アップも簡単です。

次に、ファンを跨ぐように着いているフラットケーブルを取り除きます。
ここも爪で引っ掛けてあげれば簡単に外れるので焦らず端子を外してから取り除きます。
忘れがちなファンの接続部分にある爪を起こしておきます。
ここまで来たらSSDを外したのと同じT5のドライバーでネジを3箇所外し、ファンを取り外します。
見事にホコリで真っ白です。
排気口もホコリが詰まっているのが確認できます。
あとはエアダスターで全体のホコリを取り除いて逆の手順で戻していけば清掃は完了です。
さて、ファンを清掃してよく見てみると、排気口側が少し沈み込んでいるようです。
おそらくこれが原因でファンが高速回転を始めた瞬間異音がしているのだと思われます。
とりあえずファンと接触しないようにマイナスドライバーを差し込んで強引に隙間をつくってみました。
最悪アマゾンで保守パーツを買えばいいので今回は強引にやっています。
当然、ここを押しつぶしてしまったであろう、底板の凹みも叩いて簡易板金をしておきました。
組み上げたあと、インストール作業を進めたのですが、特に異音はしなくなっていたので少し潰された部分が接触していたか、空気の流れがおかしくなって大きな音がしていたのでしょう。
これで、多少外観がボコボコなのに目をつぶれば使えるMacbookを手に入れることができました。
手に入れたとはいえ64GBしか容量がなく、まともには使えないので出先での文章入力用として活用してみましょう。

戻す前に気がついたのですが、底面がベコベコになっているせいかバッテリーを固定するためのプラスチックが砕けていました。
すぐに問題が出るものではありませんが、バッテリーの持ちも悪いようなので、そのうち互換バッテリーを入手して交換してみましょう。

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